6月頃から7月にかけて従業員は一ヶ月くらい休みをとり始める。
学生はもちろん実家に帰ったり他の国に旅したりするのでみんなボードから消えてしまう。
仲良い友達は今学期で卒業してみんな国へ帰ってしまった。
大学は綺麗に清掃されて、椅子はテーブルに乗っかっている状態。
大学に行ってもほとんど誰とも会わないという日が続いている。
みんなが他の惑星へ行ってしまって、私は取り残されているような、変な感覚だ。
もともとアクティブで暇さえあれば旅してた私だが、まあ今は研究室での実験があるし、微細藻類の世話もしなければいけないので、ここに留まっている。
私もそれでいいと思っているが、日々新しい刺激を見つけなければ、と最近思う。
ここ一ヶ月花粉がひどく、花粉症の薬の影響で眠すぎる日々が続いている。
この眠気は花粉のせいだと思っていたが、もしかしたら日々の刺激が少ないせいかもしれない。
空き時間に写真の整理をしていたら、たくさん素敵な写真が出てきたので、この際たくさんブログにあげていきたいと思う。
2015年3月、ロフォーテン諸島旅行
March, 2015
2014年12月、ノルウェーでの一年間交換留学が終了して日本で待っていたのは、逆カルチャーショック。
ノルウェーが、ノルウェーで出会った友達が恋しくて恋しくて仕方なかった。
日本で悶々と過ごしていた私は、大学が始まる4月まで少しだけノルウェーで暮らすことを決意。
荷造りをし再びノルウェーへ旅立った。
Værøy
ロフォーテン諸島の南部には、Værøyと呼ばれる小さな孤島がある。人口は約750人。
Værøyは天気が変わりやすい。私たちが着いた日は生憎天気が悪かった。その日の晩に、ロフォーテン諸島の別の島へ移動するはずだったが悪天のためフェリーが休航。予想外の展開に焦りだす幹事の友達を励ましながら、ホステルを探した。風が冷たいのでハグしまくった。ホステルの中は、あったかくて天国のよう。みんなハッピー。スパゲティーを大量に作った。疲労からか、ビール缶を開けてすぐに酔いが回りはじめる。
次の日はやっとこさフェリーが出航し、メインの島に着く。
車を2台レンタルして北へ向かう。風は強いが、天気は清々しい。
白浜のビーチでは、砂が風に乗って踊っていた。押し寄せる波はすぅーっと薄っぺらいシーツに変形して、砂浜上に山を映し出す。
Reine |
宿はÅと呼ばれる村のキャビンで。木製のお家は、木の香りがしてスキ。
イタリア人の友達が持ってきたお酒と共に夜の団欒。酔っぱらってきた私たちはふいに合唱し始めた。みんな居心地良さそうに歌ってた。友達と合唱ってこんなに楽しいんだと思ったひとときだった。最終的には激しく踊った(笑)
外に出ると、満天の星空。「あ、あそこ、あ、また」と流れ星が次々に現れては消えていく。
そんな星空を気持ちよく泳ぐようにオーロラが踊っている。今まで見た中でも、もっとも動きが早く強いオーロラだった。
オーロラを堪能した翌日はハイキングをした。
日本人のように列を作って登るのではなく、みんな自分の行きたいようにバラバラに目的地もなく山を登っていく。相手を待つ配慮がないところが自由でいい。
天気がころころ変わる場所、ロフォーテン。豊かな自然が色々な表情を見せてくれる。風の冷たさと強さには、漁師さんたちのタフさを思い知らされる。快晴の時には太陽の暖かさを肌で感じることができる。雨の後のぬかるんだ地面からは、菌類、植物たちが水でたっぷり潤ってウキウキしているのを感じ取ることができる。
ボードともまた違う素敵な場所。もう何回も行ったけれど、またいくよ。
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